Weekly Go 豪
負け犬の遠吠え 友の会シドニー支部

 

Friday, August 11, 2006

其の45 不幸なペット幸運なペット

(この記事は、2006年8月4日号の週刊ジェンタ紙に掲載したものに加筆したものです)

ペットのことを書こうと思って、日本語インターネットで迷い猫のところを開けてみた。日本にもずいぶん行方知らずのペットがいるものだと、驚いた。
「捕獲してくれたかたに■謝礼金5万 お支払い致します■交渉・相談受けたまります■画像や特徴は サイトに記載してあります」 鯨じゃないんだ。捕獲は大げさじゃないかい。“保護”でどうだろうか?

こんなのもあった。「3/31に家を出たきり帰ってこなくなりました。名前:くりた。1歳半の♂で、黒とグレーのしましまです。虚勢はしていません。黄色い首輪をしています。どんなささいな情報でもかまいませんのでお願いします」 おいおいしっかりしろよ! 猫の虚勢って何だい? 本当は去勢じゃないのかい。

余談だが、オーストラリアにある行方不明のペットを捜索するLDHという機関がある。私が調べた時は、36万件が登録されていた。登録からすると、人気の名前は、犬はジェシー、猫はタイガーであった。

ところが、きちんと帰ってくるペットだって世界にはある。
スコットランドで迷い犬になっていた犬の話だ。ある駅で迷子になった黒のラブラドール犬が、帰りの列車に飛び乗って帰宅したという。その犬は正しい列車に乗り込んだだけでなく、12分先の飼い主の最寄りの駅でちゃんと下車したのだ。「この子は非常に賢い犬」と飼い主。この騒ぎに、二つの警察隊、国鉄管理局が動いたという。


私のメモによると、昨年の9月にアメリカ・ウィスコンシン州で、「エミリー」という飼い猫が迷子になった。それから1カ月後、諦めかけていた飼い主の家に、「エミリーがフランスで見つかった」という意外な知らせが届いた。ウィスコンシン州の倉庫で貨物コンテナに迷い込み、大西洋を渡ってはるばるフランス北東部まで運ばれていたのだった。

「エミリー」のフランス出国には、検疫期間が1カ月必要だった。1ヶ月後、コンチネンタル航空から「すばらしい奇跡のお手伝いをしたい」と、ビジネスクラスのオファーだった。

行きのコンテナ船のクルーズとはうって変わって、帰りは豪華なビジネスクラスの旅。同航空の広報によると、「エミリー」は帰りの機内で出されたサーモン料理には口をつけず、「フランス製キャットフード」を選んだという。

一躍有名になった猫の「エミリー」は、昨年12月1日、米コンチネンタル航空機のビジネスクラスで無事帰還した。ミルウォーキー空港では飼い主のマケルヒニー一家のほか、多数の報道陣が「エミリー」を迎えた。

「エミリー」は付き添いの職員に抱かれて空港に降り立ち、マケルヒニー家の息子、ニック君(9歳)に手渡された。エミリーの母親役、レズリーさん(32)は「以前より少し落ち着いて、賢くなったみたい」と、目を細めた。 フランスの食事は口に合ったとみえ、ニック君によれば「前より大きく、重くなって」帰ってきたようだ。無事に帰れて、よかったニャーオ。

この記事が掲載されて、ちょっとして、読者の千綿さんからお知らせを頂いた。

シドニーでも、グリーブでいなくなった猫が数日後、メルボルンのセント・キルダで
見付かった話が半年くらい前にありましたよね。お聞きになりましたでしょうか。
最近は飼い猫の耳にチップを入れ込むので飼い主がすぐにつきとめられて
こういうエピソードが続出するようですね。私は、引っ越していなくなった飼い主を探して、野を越え、河を渡りして、ついにつきとめる十全に野生を発揮していた昔の猫の話のほうに感激しますね。


私もそう思います。人間が野性味を求めなくなったのでしょうか?人権、犬権、動物権の保護のためでしょうか。 お知らせありがとうございました。

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