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負け犬の遠吠え 友の会シドニー支部

 

Wednesday, June 28, 2006

其の36 アメリカの見た独裁者

(この記事は 2006年6月23日付けの週刊ジェンタに掲載したものに加筆したものです)          

いささか旧聞に属するが、4月23日、ワシントン・ポストは、「古い国、新しい脅威」という見出しで、独裁者を名指。「これらの悪い奴らを知っているだろう。他の世界には暴君、独裁者、専制君主がいるものだ。国境を越えると、常にドラマが待っている」という書き出しだ。

私見を一切入れずワシントン・ポスト紙の二つの記事をまとめた。以下は危険人物のリストだ。

 準独裁者、ロシアのウラジミール・プーチン大統領(写真左)。伝統的な独裁者、北朝鮮の金正日総書記(写真左下)

は、自己を神格化して、国民を常時戦争状態に置く。

経済的な怒りと宗教的不満を土台に築き上げられた国、ベネズエラとイラン。

ベネズエラのウゴ・チャベス大統領(3番目の写真) とイランのアフマディネジャド大統領。

ベラルーシをブレジネフ時代に似た政治的テーマ・パークにしたアレクサンドル・ルカシェンコ大統領。

ビルマを第二次世界大戦後のセピア色の極貧国にした将軍たち。

喜劇オペラ政権、天然ガスで潤うトルクメニスタンのサバルムラト・ニャゾフ大統領は、ディズニー風の人間崇拝とスローガンを掲げている。

陰湿さと容赦のない暴力、ジンバブエのムガベ大統領・・前の白人統治者に対する厳しい姿勢は、富を握るための口実とした。

ボリビアの左翼の人民主義の政治家で、グロバリゼーションに反対している少数民族出身のエヴォ・モラレス大統領。自身の給与を半額にカットし、資本主義を人類の敵と呼んだ。

キューバのフィデル・カストロ首相。「倫理的には彼は悪い奴ではない。しかし、ラテンアメリカの左翼潮流の一部であり、アメリカの国益への挑戦となっている」

イラクにおける「民主主義の失敗が、隣国シリアのアサド大統領の立場を強くした。ロシアもシリアも、西欧型の自由よりも、まず個人の治安が先に来る」。

人類浄化のダルフール紛争打開のために、スーダンのオマル・ハッサン・バシール大統領を協力させることがいかに難しいことか。

ウズベキスタンのイスラム・カリモフ大統領(一番下の写真)。「治安に名を借りたカリモフの野蛮行為は名うてだ。いくつかの記述によれば、彼は人を生きたまま釜ゆでにしたり、殴打、電気ショック、窒息、強姦、火傷などで拷問をした」。

独裁君主、絶対主義者のネパールのギャネンドラ国王。民主政党との妥協を拒否し、醜い闘争に火を注いだ。

Posted by Picasa赤道ギニアのテオドロ・オビアン・ヌゲマ大統領。1979年にクーデターで政権について、これまで独裁支配に対して、一切の反対を許さなかった。

この20年、ウガンダのゲリラの準軍事グループ「神の抵抗軍」を率いてきた指導者ジョセフ・コニー。「神の抵抗軍」は、神の指導者としてのコニーを受け入れない者の耳や唇を切り落とすと主張する。コニーの儀式には、キリスト教、イスラム教、魔術が入り交じる。

エチオピアのメレス・ゼナウィ首相。2005年の国政選挙で民衆デモに発砲し、著名な政敵を裁判にかけたとして批判されている。

アフリカで最も抑圧的な指導者の一人エリトリアのイサイアス・アフェウェルキ大統領。1993年に、エチオピアから独立以来、国政選挙は行われていない。

最後に私見を入れさせてもらう。これらの首脳の顔が独裁者の顔とすると、ブッシュ大統領の顔は、自由・民主主義国家の顔に値するのだろうか。

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